シカを仕留めるところから解体まで、ベテラン猟師さんを見学してきました

シカを仕留めるところから解体まで、ベテラン猟師さんを見学してきました

「鹿を捌くからよかったらおいでー」とメッセージを頂いたので見に行ってきた。今シーズンこうした体験は初である。

ベテラン猟師さんの見学に

猟師の罠免許を昨年取得しまして、今年で二年目となります。がボクが仕掛けた罠は今までで二個。ってことは当然獲った数は0匹の完全のペーパー猟師です。(汗)

それではイカンと思い、実は「今年こそは獲るぞっ!」と意気込んでいたりしますが、まだ罠すら仕掛けてませんので、時間を作ってやらねばと思っております。(汗)周りの猟師さんに「はよやらんか!」とハッパをかけられております。(激汗)

そんな思いの中「鹿を捌くからよかったらおいでー」と声をかけてくれたのは大澤千恵美ちゃん。

大阪から移住してきた半農半ナース大澤千恵美ちゃん「自分の目で見て、耳で聞いて、肌で感じたものが本物」 | 六角舎-ヘキシャ

千恵美ちゃんはこうした「自然ありきの生活」に関心を持っており、自分の目で見るべきと考えており、牟岐の方たちに何かそうしたことがあったら声をかけてもらうようにしているのです。それでペーパー猟師のボクは誘われたというわけです。

今回鹿を獲ったのは内妻の猟師藤元さん。ベテランの猟師さんです。

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今回は罠に掛かった鹿を銃殺するとこから。ボクが遅れること数分、すでに山に登っている二人に追いつくと目の前には鹿が。

くりっとした目が非常にかわいいのですが、鹿は人間が育てた野菜を食い散らかす非常に厄介な存在なので、田舎では「害獣」として扱われているのです。

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「撃つよー」と藤元さん。あっさりと銃で仕留めました。

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鹿が罠にかかったのはこんな山の中。

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…といっても低い山なので迷うことはないですが、足元は折れた木がたくさんあり、斜面も急なので滑ったら簡単に怪我します。

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仕留められた鹿の処理

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仕留められた鹿は適切に処理をします。

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役場産業課へと連絡をして、現場に来てもらって、写真を撮ってもらいます。

そして鹿の解体へ

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その後、鹿を解体するために、仕留めた鹿を軽トラに乗せて上流の沢へと向かいます。

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車を走らせること5分。上流の沢へ到着。

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藤元さんの解体道具。

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今まで何十頭と解体きてきたのでしょう。サクサクとスムーズに解体を行ってきます。

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「触りたい」と解体している鹿を触る千恵美ちゃん。「まだ温かい」とさっきまで命があったことを確認。

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「私もやってみたい」と言う千恵美ちゃんに教える藤元さん。

「鹿は比較的簡単なんよ」

鹿はこの時期、イノシシとは違って皮の間に脂を蓄えないため、比較的捌きやすいのです。

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全く手馴れないナイフ捌きですが、サクサクと上手にやっていきます。

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罠にかかった鹿は、人の手によって仕留めて解体され、人が食べるための肉へとなりました。千恵美ちゃんもボクも頂きましたので、次回は「鹿肉の料理編」でも書くことが出来たらなと思っております。またボクも猟師ですので、罠を仕掛けるところなどを書いていけたらと考えております。

というのも、牟岐町に限らず日本の自然がたくさん残っているところでは、こうした鹿やイノシシの害獣被害ってあとをたたないと思います。たまに農家さんの声を聞きますが「今年のお米はほとんど全滅や」と、かなり深刻なんですよね。

であれば、単純に猟師を増やすことも重要ですし、害獣肉の活用方法など、色々な可能性をこうして記事を書くことで生み出せればなと思っております。また出来れば「猟師の解体〜食べるプログラム」を作り、都会から牟岐へと人を呼び込めたら面白いなと思っております。

牟岐町猟友会ではボクが一番の若手なので頑張らねば(汗)。

 

記事を書いた人

小林大介
牟岐町に2014年9月に移住。現在は牟岐町地域おこし協力隊として活動中。六角舎(ヘキシャ)のシステム構築、運営、管理を担当。プロジェクトリーダーでもある。