視界に飛び込む多様な景色!八坂八浜の街道巡り

視界に飛び込む多様な景色!八坂八浜の街道巡り

風光明媚な牟岐の景色を表す言葉に、「八坂八浜の海岸線」というものがあります。いったいどんな景色なのか、歩いて見に行きました。思いのほか長編記事となってます。

八坂八浜ってなに?

牟岐に来てからたびたび聞くけど、イマイチよくわかっていないので調べてみましたところ…

八坂八浜
やさかやはま

徳島県南東部,牟岐町灘から海陽町浅川までの海岸線で,全長約 10kmに及ぶ。沈水性の岩石海岸で入江が多く,海に突出した部分が坂,その間にある砂浜が浜と呼ばれ,それぞれ八つあり交互に並んでいる。
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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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コトバンク|八坂八浜

ということで、なんといくつかの百科事典にも掲載されている固有名詞のようですね。変化に富んだ景勝地との記述がありますが、どうやって行けばいいのか詳細を記載した資料はネットではうまく見つけられませんでした。ので、今回は実際に歩いてみることに。

牟岐のローソン付近からスタート

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八坂八浜には旧土佐街道とも接続する道が古くから残っており、現在はハイキングコースとして整えられています。ということで、またまた観光ボランティアガイド会庄野さんにご案内していただきました。

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歩き始めは、牟岐駅から国道55号線を南下して見えてくるローソンの近くです。

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ここですね。ちょうど電柱に「へんろ↑」と標識が付いてます。

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早速、てくてくと歩いて行く庄野さん。ちなみに、どこから歩き始める等の決まりは特にないのですが、コースを知り尽くした観光ボランティアガイドおすすめの行程なので、間違いないと思います。

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絵文字の遍路ですね。現在は国道沿いを歩かれるお遍路さんがほとんど?ですが、昔はこの道がへんろ道だったのです。

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しばらく舗装された道を進むと…

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右手に突然出てきました。一つ目の坂、「大坂峠」への入り口です。

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林の中に、きれいな道が作られているのがわかるでしょうか。

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傍には、観光ボランティアガイド会による解説の立て札も。こういったものがあると、想像しながら歩けるので楽しいですね。

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道へ入っていきます。坂と言っても、ほとんど緩やかで道も広い。

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秋冬シーズンはどんぐりも落ちてますよ。小さい子どもの散歩、遠足にも良さそうです。

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お、なにやら看板が出てきました。

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これは見に行くしかないですね。左の階段を登るとその先には…

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おおー!見事な展望。大島、津島が海に浮かんでます。

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木漏れ日の差す午後のハイキング、最高ですね。

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竹やぶあり、針葉樹林あり、どんぐりの広葉樹林あり。林の中も変化に富んでて楽しい。

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あっという間に”大坂峠”へ到着。ここまで15分くらいでしょうか。

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不意に「ちょっと上へ来てみんけ」と庄野さん。すると。

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わあ!これは素晴らしい眺め。内妻の浜を一望できます。

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素晴らしい景色を眺めた後は、下り坂を進みます。昔の案内標識(今で言う青看板)らしき石柱発見。

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ここは、ちょっと右手が崖になってるので慎重に歩きます。

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草鞋(わらじ)を供養するお地蔵さん。今では車でビュンビュン走れますが、ほんの数百年前までは、わらじがボロボロになるまで往来していたのでしょう。

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さらに下りていくと、海の幸を食べられる家形船の裏手に出てきます。
お造りも伊勢エビも海賊料理も!海の幸が食べられる「家形船」|六角舎(ヘキシャ)

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すぐ目の前に、一つ目の浜である内妻の浜が現れました。

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いやあ、それにしても穏やかできれいな浜ですよね。波のある時は、サーフィンのベストスポットでもある内妻海岸です。

初冬の穏やかで波のない内妻(うちづま)海岸 |六角舎(ヘキシャ)
内妻海岸でサーフィンを楽しむローカルサーファー|六角舎(ヘキシャ)

 

ここまでで全体の1/3くらい。この先”松坂峠”と”古江浜”へ

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ここで一旦、内妻川を渡るために国道へ。

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内妻トンネル前を左手に入った所の民宿「内妻荘」の近くに2つ目の”松坂峠”入り口があります。

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こちらも15分ほどで峠に到着。ここまで喋ったり寄り道したりして大体、1.5時間ほどですね。

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黄色の杭がちょうどカメラを置くのにピッタリだったので、休憩しながら記念撮影。

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下り坂は、やや転石が多めです。すると突然、街道の整備を開始!皆さん、庄野さんのもつ杖が実は整備用の「鍬(くわ)」だったことにお気づきでしょうか?

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頭上見上げるとつる性植物も。掴んで引っ張る・ぶら下がるのも楽しい。

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働きつつ遊びつつ行くと、目の前に浜が見えてきました。

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ここが古江浜(ふるえのはま)です。おおー、結構歩いてきたんだなーと実感。

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内妻の浜とはまた違う感じの海岸です。小さな磯を乗り越え、アオリイカ釣りのおじさんらと喋りつつ進みます。

ここまでで全体の3/4くらい。ラストの”鯖瀬坂”へ

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ここから福良坂・福良浜があるのですが今回はショートカット。

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牟岐町と海陽町との境まで来ました。パーキングエリア・南部バスのバス停「福良」・飲料の自販機があります。

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そして野口雨情という詩人の残した歌碑があります。牟岐みなと節の一節ですね。

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いよいよ最後の”鯖瀬坂”へ。うっそうと茂った林の中へ行きます。

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高すぎて梢の見えないスギ樹林。

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ものすごい根っこ(板状根)のなにかの木。

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に挟まる、アホ1名。鯖瀬坂も、変化に富んだ楽しい道ですよ。

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傾斜や距離は易しいですが、苔むして滑る箇所があるので注意。

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下っていくと、すぐ目の前には建物が見えてきました。

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なんと、鯖大師本坊の中へ通じる道なんですよ。ということで、ここでゴールです。

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なんやかんやしながら進んで約3時間のハイキングでした。道がきれいだったので、登山ほどの疲れはないのも良いですね。

 

八坂八浜のハイキングは、こんな人にオススメです

秋の気持ちの良い午後の時間、ええ景色を眺めながら体もほぐれて言うことなしですね。こうやって歩いてみるといいとこなのですが、それほど多くのお客さんが来ているわけではないらしいので、ここで宣伝しておきましょう。

オススメ① とにかく景色が変化しまくって面白い

坂と浜の入り組んだ海岸線なので、5分おきくらいに目の前の景色が変わっていくなんてのは、他では中々ないでしょう。ひたすら山とかを登って最後だけ景色見れるなんてヤダ、という人にはうってつけ。

オススメ② 自然のアクティビティ、ギミックがたくさん

こんな地形・立地なので気候、植生も多様です。地面いっぱいのどんぐりあり、きれいな砂浜あり、ぶらさがれるつる性植物あり、木いちご、シーグラス、鳥の巣、とかげ、かまきり、磯の生物…子どもに嬉しいものだらけ。

オススメ③ 道がラク、すぐそばが国道、そして…

比較的なだらかな道なのでどなたでも歩けます。また現在の国道と頻繁に接続するので、時間の制約のある方や調子が悪くて途中でリタイヤしそうな方でも安心。そして、歩くと全行程で3時間かかった道が…

 

 

 

帰り(車)は、5分で戻れました、5分で。だからすぐにスタート地点なり病院なりに行けます。それにしても…あっけなさすぎた(笑)

 

八坂八浜海岸線 詳細情報

【散策の所要時間めやす】
起点〜内妻浜:1時間
内妻浜〜古江浜:1時間
古江浜〜鯖大師本坊:1時間

【電話番号】0884−72ー0058(牟岐町観光ボランティアガイドの会)

記事を書いた人

上谷 祥利
上谷 祥利
担当:密着取材、広報、ズッコケ担当

偶然訪れた出羽島に惹き込まれたことが機で、北海道から牟岐町へ移住した男。からだを動かすことが好きでマリンスポーツに挑戦中!しかし「寒い」「怖い」「痛そう」等のビビリ文句を発する度に、主に女性陣からの失笑を買う体たらくである。
色んな所で叩き込んできた文章構成力・生来の柔軟な発想力の2枚看板を武器に、グッと目を引きつける記事を送り出していく。