美馬市「山人の里」で持続可能な社会を考えるパーマカルチャーなイベントに参加してきました

美馬市「山人の里」で持続可能な社会を考えるパーマカルチャーなイベントに参加してきました

先日美馬市の山人の里で行われたイベント「パーマカルチャーな生きかた、食べかた、関わりかた」に参加したのでここにどんな様子だったのかを皆さんと共有したいと思います。

イベントが行われたのは牟岐町から程遠い徳島県の北西に位置する美馬市で、美馬市の山の標高550メートル辺りに位置する「山人の里」というところ。

山人の里(やまんとのさと)

IMG 9491

ここは旧校舎になった建物を交流促進のためや簡易宿泊施設として利用していまして、イベントをやるには最適で、特に、回りが自然に囲まれていることから、自然を扱ったことをやるには最高なフィールドとなっているのです。

IMG 9497

炭焼き体験出来るところがあったり。ピザ窯もあるのでそちらも体験出来ます。

今回ボクが参加したイベントを自然を扱ったイベントということができるでしょう。タイトルは「パーマカルチャーな生きかた、食べかた、関わりかた」というモノで、パーマカルチャーとは多くの人には聞き慣れない言葉かも知れませんが、今後町のことや、町に限らず日本や世界を視野にいれた時に、非常に重要になってくる「考え方」であることは間違いありません。

エコロジカルデザイン・環境デザイン分野の用語であり、自然のエコシステムを参考にし、持続可能な建築や自己維持型の農業システムを取り入れ、社会や暮らしを変化させる総合的なデザイン科学概念
引用:パーマカルチャー – Wikipedia

と難しく書くとこういうことなのですが、簡単に言ってしまうと「持続可能な社会作り」ということが出来るのでないかとボクは考えております。持続可能な社会とは、例えば分かりやすい例だと地産地消ですよね。地域で生産されたモノをその地域が消費をする考え。こうした社会を作りやすくするのがパーカマルチャーと言うことが出来るようにボクは感じます。

IMG 9510

今回イベントを主催してくれたのは、美馬市でボクと同じ立ち位置の地域おこし協力隊として活動をしている倉科トモさん。地域おこし協力隊として赴任してまだ数ヶ月ですが、こうしたイベントを開催してしまうのは素晴らしい限りと思い、そんなイベント運営の背景を知りたく、お話をお聞きしたかったのも今回参加した大きな理由。

IMG 9509

お話をしてくれたのは岩手県遠野市で、農薬や化学肥料に頼らない自然栽培という農法で米や豆を育ていたり、冬は山に入り、切った木材を馬で引き出す「馬搬(ばはん)」の技術を学びながら、豊かな水を田畑に運んでくれる命の源である山を良くする活動も行っておったりする、風土農園の伊勢崎克彦さん。

風土農園

IMG 9579

こんなお米を作っていたりするのです。パッケージも可愛くて素敵。「伊勢崎さんのお米おいしいですよね」と誰かが伊勢崎さんとお話をしていると、伊勢崎さんは「お米はどれも一緒ぐらいおいしいんですよ。ただそこにボクがいるからボクのお米がおいしく感じるだけ」と、そこにヒトがいるからこそ美味しさがあると素晴らしいことを言っていたのが印象的でした。非常に自然を愛し、昔の文化を大切にしながら現在、そして未来を作っていっている素敵な方なのです。

IMG 9681

もう一人はパーマカルチャーデザイナーの四井真治さん。愛知万博のガーデンのデザインや長崎県五島列島の限界集落再生プロジェクト等に関わる。パーマカルチャーデザイン業務や講師を務めながら6年間住んだ長野県高遠町の古民家から、2007年に山梨県北杜市へ移住し、八ヶ岳南麓の雑木林にあった一軒家を開墾・増改築し、「人が暮らすことがその場の自然環境・生態系がより豊かになる」独自のパーマカルチャーデザインを実践。今回はご自宅で実践中のパーマカルチャーを例に、色々とお話をいただきました。

soildesign

座学だけではなく、フィールドに出て見ることもした今回のイベント。その辺を歩くと四井さんから「これ食べられますよ」とか「これこういう効果があってこうするといいんですよ」とビックリするほど知識が出てきて驚かされました。

IMG 9691

また何が大切で何を考えればいいのかしっかりとフェーズに分けてお話される方で、この上なく分かりやすい授業(笑)のようにパーマカルチャーについてお話いただきました。是非牟岐町にも来ていただきてお話しいただきたいな〜とぼんやり思っております。そして実は偶然お会いしたいと思っていた人だったことには随分後に気が付きました(笑)。

一日目はお二人のお話から交流会へ

IMG 9555

一日目は二人のお話を聞き、その後参加者皆さんでお話や質問を。

IMG 9599

夜は皆さんと交流会の意味も込めてのバーベキュー。山人の里はスペースがとにかくあるので、こうしたことも出来る素晴らしい施設なのです。

IMG 9605

名前忘れてしまったけどモチモチしたとうもろこしを頂いたり。野菜はすべて近くの農業を営んでいる方たちの畑から収穫してきたもの。県外のものどころか市外のものは全くありません。美味しくないはずがないし、まさに地産地消を取り入れているということが出来ます。

IMG 9613

さらに夜がふけても交流会は続きました。ボクはここに参加していたギタリストの方と急遽セッションしたりして(打楽器なかったからギターケースをドラム代わりに!)、違った意味でも非常に有意義な出会いと時間を過ごすことが出来ましたね。ギターケースいい音します(笑)。

二日目はフィールドへ

IMG 9632

二日目は美馬市のフィールドを見学後に、では美馬市(山ん人の里付近)をどういう風にデザインしていったらいいのだろうかとお話をする場に。

IMG 9629

案内をしてくれたのは山人の里のオーナー久保田さん。長島茂雄のような雰囲気を持っており非常にユニークで気さくで一発で好きになりましたね。カメラ向けたらよく分からないポーズしてくれるし。

IMG 9665

山人の里から車で5分10分程度のところにはこんな素晴らしい景色が。牟岐町もそうですが、田舎には素晴らしい景色と場所がまだまだ多く残っているのです。

PANO 20150811 090113

テンション上がっってパノラマで撮ってみました。風が突きつけてめちゃくちゃいいところです。多分先祖はインディアンじゃないかと思っているボクは風が吹くと「なんか自然がボクに話してくる」と感じて嬉しくなるのです。マジで。

IMG 9678

見学したトマト農家さんからトマト頂いたり。これめちゃめちゃ甘くて美味かった。徳島県は野菜が美味い!

IMG 9695

美馬市(山ん人の里付近)をデザインする話では、風土から文化、そして現在へとフェーズを踏まえて考えることで目的や強みがより明確になっていきました。牟岐町でもこんなお話出来たら面白いなと思っております。

ランチはローフード料理を

IMG 9699

そして最後にローフードランチを頂きました。

ローフードもあまり聞き慣れないかもしれませんが、英語で書くと「Raw food」なので生の食べ物ということが出来ますが、要は火を通さない料理ですね。海外にいるとローフードメニューがあったりして当たり前のようにありますが、ボクは意識して食べるのは初めて。過熱することで失われる栄養分を補えるのが大きな特徴と言うことができますね。

IMG 9701

これらすべて火を通してないのです。右はズッキーニをパスタ風にしたもので非常に美味しかったですね。スープもなんと生のとうもろこしをミキサーにかけたもの。これすごく不思議だったのが、食べる前は「食べ足りないかな」と思っていたのですが、実は野菜は水分を非常に多く含んでいるので、すぐにお腹一杯になりましたね。非常においしく頂きました。ごちそうさまでした。

今回ローフードを作ってくださったのは城いつ子さん。テレビなんかでも活躍されておる方ですね。

11884062 726629290782503 4542743986258347339 o

巨大ズッキーニに感動する大の大人(笑)。なぜかファイティングポーズを撮っている城さん(真ん中)。左は影のイベントオーガナイザー岩田さん。素晴らしいスピード感を感じました。

最後に

今回このイベントに参加して本当によかったなと感じましたね。というのも、実は今回学んだことというのは正直あまり大きくありません。大きくありませんが、自分の中で考えているコトと、今回お話いただいたことは、ほとんど変わらないからです。なので今回は「学んだ」と言うよりは、自分が考えていたことを自信を持って堂々と追求すべきと「再確認した」と言えるのかもしれません。

なので、ボクは素晴らしい町(持続可能な)を作っていくために今回出会った人たちを牟岐町へと誘い、デザインしていきたいなと思っている次第であります。そのためにはパーマカルチャーという考え方を取り入れることは、非常に大きなポイントだとボクは感じておりますので、今後牟岐町でそうしたイベントをボクも開催していこうと思っております。協力していただける方は是非ご連絡を。

 

IMG_9710

 

記事を書いた人

小林大介
牟岐町に2014年9月に移住。現在は牟岐町地域おこし協力隊として活動中。六角舎(ヘキシャ)のシステム構築、運営、管理を担当。プロジェクトリーダーでもある。