心尽くしのご案内!牟岐町観光ガイド会の皆さん

心尽くしのご案内!牟岐町観光ガイド会の皆さん

牟岐は、ひっきりなしに大勢の人が来るほどの有名な観光地ではありません。その代わり、町内の激レアなスポットやそこにまつわる素晴らしいエピソードを、楽しく丁寧に紹介する「ガイドのプロフェッショナル」がいるのです。

青いジャケットが、夏の太陽に映える

牟岐町観光ガイド会の皆さんには、町内を案内していただいたり、登山道の整備に同行したりという機会が何度かありました。でも、そういえば観光ガイドそのものをちゃんと見たことがない!ということで、少し前ですが6月行われた観光ガイドツアーに同行してきました。

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朝の牟岐港へ向かいうと、すでに集まって賑やかにお話をしている、青いジャケットの方たち。なんだか気合が入ってます。

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大生丸に乗り込むと、なんと船で営巣しているつばめが。思い切ったところに巣を作りますね。

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15分ほどで、出羽島へ到着。船のエンジン音だけが響く、静かな島です。

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ガイドツアーは昼からですが、ミーティングとリハーサルのために朝からの現地入り。

「今日は、石井町から歴史の探訪・研究のサークルの方々がおいでます」

「ほんなら港の左の最初期の家屋や、重伝建の話とかを紹介しよか~」

「足腰の弱いお客さんもおいでるけん、なるべく休んだりできるようなルートも要るな」

という感じに、入念に作戦を組みます。

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その後、実際に歩くルートの下見&整備。この日は6名の方が出動しています。ちなみに観光ボランティアガイドの会員は現在十九名で、3月のアート展では毎日交代でガイドを開催するという、ハードなスケジュールで活動されてました。

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出羽島は昔のそのままの町並みも素晴らしいですが、年中花が咲いていたりと、植物も変わっています。

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この木に成っている、というかびっしり生えている実は食べられるようで、子どものころはよく食べていたとのお話も。

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ブルーベリーくらいの赤い実。僕も試しに食べてみると、イチジクのような香り・わずかな甘みがありました。

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時期になると、島中のコンクリの上でテングサを干す風景が見られる出羽島。これを見ながら「出羽島ではテングサが名産です」だけで終わらないのが、牟岐町観光ボランティアガイド会。出荷までにはこんな工程を経る、他にはどんな漁がある、昔は◯◯で栄えた、いつ頃から人が住み始めた…など山のようなネタを織り交ぜて案内するみたいです。

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ルートの途中で「ここであわえ(写真のような狭い道)に入ってくと、みんなびっくりして受けがいい」というようにエンターテイメントの要素も忘れません。

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もちろん大ウナギの見学もルートに入ってます。下見の最中ですが、近くに仕事で来ていた業者の人に、即興でガイドを始めるところが良いですね。

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高台へ移動し、目指したのは小学校跡から見える記念写真スポット…でしたが、竹が伸びてしまってダメでした。少しの間にも自然の力が勝ってしまうのです。

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有事の際にはヘリポートにもなる校庭跡。天気が良ければここでお弁当もいいぞ~と、にこやかに話してくれるのです。

 

観光ガイドツアーはじまります!

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戻ってしばらくすると、大生丸に満載のお客さんが来島。総勢50名ほどが来ると、いつもの静かな島が別の場所のような賑やかさです。

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この日のツアースケジュールは、漁村センターで島の概要のお話、島の特産品の昼食、グループに分かれての島内周遊ツアー。うきうきしている人、じっくり風景を見る人と様々ですね。僕は早くも、お昼ごはんが待ち遠しい人でした。

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まずは会長である庄野さんから、挨拶とガイドメンバーの紹介。皆さんの経歴やガイド内容の特徴をさらっと紹介してしまうところが、かっこいいですね。やはり我らがリーダーです。
笑顔が超素敵な観光ボランティアガイド 庄野二六さん

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続いて、島の概要の講話をしてくれたのは富田先生。島の入植当時から人口最盛期、戦時中から現在までを説明していただいたのですが、なんといっても知識の深さがヤバイ。入植の話一つとっても、当時の藩がどんな思惑でどんな人を移住させたのか、エンジンのない船で島に移り住むのがいかに大変だったか、などなど、史実がそっくり頭のなかに入ってなければ説明できない内容を喋ってました。まさに観光ガイド随一の歴史家。

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講話の後は、おまちかねの昼ごはんです。出羽島の婦人会の方々に用意していただいたのは、こちらの料理。

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手作りのちらし寿司。えんどう・錦糸玉子・金時豆の色がきれいです。

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島そーめん。個人的にずっと食べたいと思っていた島そーめんに、ついにご対面です。漁で獲れた魚を調味料で煮こんで抽出した出汁が特徴のそーめんです。ほんと最高にうまい。感動しました。

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デザートは、特産のテングサで作られた無添加の寒天ゼリー。白い牛乳かん・黒いあんいりかんの2タイプです。これもさっぱりしてうんまい。

 

気力・体力・遊び心たっぷりの名ガイド達

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午後からは残念ながら雨が降ってきてしまいました。傘を差しての島内周遊です。

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小栗さんの班は、灯台から外周を回りながらのコースです。昔、牟岐の郵便局長だった小栗さんは大きな声・程よい話のテンポで、非常に聞き取りやすいガイドですね。また、ふと立ち止まって「これは一体なんでしょう?」とニコッとした時には、参加者の皆さんも興味を示さずにはいられません。

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富田先生の話は、聞いていて吸い込まれそうなほどの知識の海ですね。参加者からも、次から次へと質問が飛んできます。

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高松さんは下見の時には寡黙な印象だったのですが、ツアーが始まるとものすごく軽快に町並みの様子・地震、防災、出羽島の自然…とオールジャンルに紹介していました。付いて歩いていて本当に楽しいです。

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庄野さんのガイドは、何と言ってもめちゃくちゃ丁寧です。僕らも幾度と無くお世話になっていますし、どの年代にも親切に色々教えてくれる素晴らしい会長なのです。庄野さんによる町や風景の紹介を聞いていると、牟岐がとても近くなったように感じます。

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やんちゃな元校長・満石先生のガイドは「遊び」の要素が満載。島のどこそこを探検すると楽しい、ここでは昔こんな遊びをしていた、といったワクワクする話ばかりですね。僕らの中に眠っている、子供心を呼び覚まされるようです。

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1週間で8日は釣りをしていると自負される原田さんは、生まれも育ちも出羽島。貨物船や漁師の勤務経験を積まれているだけあって、海や船舶に関する話は深くて面白いです。素人でも堤防から釣れる美味しい魚を教えてくれたり、スクリューの型を見ただけでどんな船のエンジンについていたか見当がついてしまったりと、海好きには嬉しいガイドですね。

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午後の3時間ほど、悪天候でしたがとても内容の濃い、楽しいガイドツアーでした。出港時には、出羽島の婦人会の方々に見送ってもらえるという心配りも。

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大生丸の中から手を振る、参加者とガイドメンバーの皆さんの笑顔が印象的でした。
今回初めて観光ボランティアガイドツアーに帯同したのですが、本当に内容盛りだくさんの楽しいツアーでした。そして、参加者の状況や天候に合わせて無理の無いルートをとったり、休憩を挟むといった気遣いがあったのも素晴らしいです。ガイド会の皆さんが熱意を持って取り組まれているのが伝わりますね。

牟岐町観光ボランティアガイド詳細情報

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ガイド会の皆さんは今回のようなツアーでの案内やガイドコースの整備など、年中を通して様々な活動をされています。

せっかくこのような魅力的な活動をされているので、六角舎としても何かしらできればな~と考えていますよ。

例えば、六角舎で紹介したスポットを再訪するツアーなど企画するのも面白いかもしれませんね!

 

また、ガイドは団体・個人に関わらず受付可能です。

観光ガイドのお問い合わせはこちらまで。
牟岐町地域活性化センター 0884-72-0058

このウェブサイトからのお問い合わせでも可能ですので、お気軽にお問い合わせ頂けたらと思います。

記事を書いた人

上谷 祥利
上谷 祥利
担当:密着取材、広報、ズッコケ担当

偶然訪れた出羽島に惹き込まれたことが機で、北海道から牟岐町へ移住した男。からだを動かすことが好きでマリンスポーツに挑戦中!しかし「寒い」「怖い」「痛そう」等のビビリ文句を発する度に、主に女性陣からの失笑を買う体たらくである。
色んな所で叩き込んできた文章構成力・生来の柔軟な発想力の2枚看板を武器に、グッと目を引きつける記事を送り出していく。