もうそこは我が家!出羽島のお宿、民宿まるわ

もうそこは我が家!出羽島のお宿、民宿まるわ

出羽島の町並みの中に、静かに佇む一軒の宿がある。宿と言っても、出迎えの女将さんも強面の板前さんもいない。そこにあるのは、ほっこり落ち着ける「あなたの家」。出羽島の宿、「民宿まるわ」で過ごすひとときを紹介する。

民宿まるわを探す

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▲港を降りて右にまっすぐ歩く。

車もコンビニもない出羽島、その中にある民宿まるわを目指して歩き出した。

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▲まわりを眺めながら、ゆっくり歩く。この島はいつ来てもあったかい。

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▲ゆっくり歩いても、ものの5分。木の板に白い字で「民宿まるわ」の表札が。

つきあたりの右手にその宿は見つかる。もとは民家だった民宿まるわ、ぱっと見では宿泊施設だと気づかないほど、周りの家々の風景に溶け込んでいる。戸を開けたら「はーい!どなた?」と聞こえてきそうな感じである。

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▲玄関横には、出羽島ならではの「ミセ造り」。

ミセ造りとは、出羽島の家に見られる折りたたみ式の縁側のこと。出している間はこのように座ったり、昔はここに品物を置いて商売をしていたりしたらしい。

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▲収納するとこんな感じに。

夜間や天候が悪い時は、このようにたたんでおく。ちなみに同じようなのが、上にもついている。

中へ入ると、私ん家だった

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▲玄関。この風景、僕が小学生の時に遊びに行ってた友達のじいちゃん家にそっくりだ。

これは。家だ。訪れたというより、帰ってきたという感覚になる。中へ上がり、部屋の様子を見てみた。

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▲玄関から見た部屋の中。木の梁の見える天井、畳のい草の匂いが、日本の民家らしくてとてもいい。

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▲玄関近くの部屋から、テレビのある部屋を眺める。もう何というか「日常」。

この写真だけ見たら絶対に宿泊施設の紹介には見えないほど、「いつもの」感にあふれている。あたたかいコタツ、エアコン、テレビ(もちろん映る)、ふかふかの座布団、食器棚には十分な数の食器。他の部屋の中には、たくさんの布団、立派なちゃぶ台、どこぞかの国の土産らしき水牛の角がある。これなら大勢でも泊まれそうだ。手前には見えるのは2階へ上がる階段。

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▲階段を上がって2階へ。寒い時期なのに、ここだけめちゃくちゃ暖かい。

部屋は1階に(ふすまで区切って)4部屋、そして2階に1部屋がある。ここは冬でも暖かく、宵の口までは暖房も要らなさそうだ。どうやら、朝から夕まで日光が入る仕組みになっているらしい。壁には、場末のスナックにいそうな歌手のサインとポスターが貼ってある。

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▲1階の部屋の壁に掛かる、数枚の写真。

おっ、と思うのはイルカの群れが海を泳ぐ写真。牟岐っ子のざわちゃんによると、出羽島に向かう定期船「大生丸」からごくまれに見られるのだとか。

台所、風呂、洗面所。まるごと我が家。

今度は台所や風呂の様子を見てみる。

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▲玄関からつきあたりの台所へGo。

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▲普通に家にありそうなシンクとガスコンロ。調理器具も、バッチリ揃って、電子レンジまである。

台所はダイニングキッチンになっていて、ひと通りの器具は揃っている。冷蔵庫もある。ダイニングテーブルには調味料やお米、酒などが並んで置いてあるので、ご飯は先ほどのこたつのある部屋で食べたほうが楽そうだ。他にも探せば何かありそうだと思い、廊下の押入れなどを物色していると「餅つき機」がいくつも出現。さすがに一人で餅ついて食べる気にはなれないので、正月なんかに集まって餅を作るために置いてあるのだろう。

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▲コタツの部屋と台所に挟まれた外スペース。ここで洗濯も出来て、そのまま服も干せてしまう。

お風呂やトイレは、台所からこの外スペースを挟んで向かい側にある。

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▲コタツの部屋の隣から、一旦外に出る形になる。冬は一段と億劫になりそう。頭ぶつけんように注意。

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▲すぐ左手が洗面所。

こんな感じに水とお湯でノブが分かれてる蛇口にノスタルジーを感じる。ちなみに窓際に見えるリモコンのようなやつが、湯沸し器のスイッチ。オンにすれば洗面所と風呂場でお湯が使える。

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▲右手が洋式トイレ、座るとぬくい。

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▲つきあたりが風呂場。綺麗に掃除されていてピカピカしている。

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▲なんと浴用グッズもある。

そして、コタツ部屋の隣部屋にはタオルも大小、たくさん積んであった。なんという至れり尽くせりの宿だろうか。あとは歯ブラシさえ持っていれば何も困らない。

民宿まるわを使う

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▲島の反対側から歩いてくると、民宿まるわはこんな佇まいをしている。

ここまで読んでいて、気になることがあるのではないだろうか。
「誰もいないのに、どうやって使うの?」
「ごはん作ってくれる人がいないけど、夕飯はどうすればいいの?」
そして一番大事なこと、「民宿まるわに泊まるにはどうしたらいいの?」

ここに泊まるには、予約の電話をすれば受け付けてもらえる。電話は出羽島に住む宿の持ち主さんにつながり、他に予約がなければ宿泊可能だ。その他の細かいことは、直接電話で聞いたほうが早い。食事は出ないので素泊まりになるが、台所は自由に使えるので食材を持ち込んで自炊する事ができる。置いてあれば調味料や食材も自由に使えるが、ない場合は昼の内に島にある商店で買っておくのがいい。泊まれるのは10人位までとのことだが、静かな島なので夜にどんちゃん騒ぎをするのはNG。

ずっと前から出羽島に住んでいるかのような気分になる、民宿まるわ。あなたもゆったりした時間を過ごしませんか?

【電話番号】0884−72ー1484

記事を書いた人

上谷 祥利
上谷 祥利
担当:密着取材、広報、ズッコケ担当

偶然訪れた出羽島に惹き込まれたことが機で、北海道から牟岐町へ移住した男。からだを動かすことが好きでマリンスポーツに挑戦中!しかし「寒い」「怖い」「痛そう」等のビビリ文句を発する度に、主に女性陣からの失笑を買う体たらくである。
色んな所で叩き込んできた文章構成力・生来の柔軟な発想力の2枚看板を武器に、グッと目を引きつける記事を送り出していく。